忘れた頃にやってくる?設置から10年で義務化される「連結送水管・消防用ホースの耐圧試験」とは

忘れた頃にやってくる?設置から10年で義務化される「連結送水管・消防用ホースの耐圧試験」とは

ビルやマンションの消防設備の中で、非常に規模が大きく、かつ「忘れた頃にやってくる義務」の代表格が「耐圧性能試験」です。

これは普段の半年ごとの点検とは異なり、「設置から10年が経過したタイミング」から定期的に実施しなければならない、法律で定められた特殊な試験です。

■ 連結送水管と消防用ホースの役割

  • 連結送水管とは: 高層ビルなどで、消防隊が地上から水を送り込み、上の階で消火活動を行うための専用の配管です。
  • 消防用ホースとは: 館内の消火栓ボックスの中に格納されている、あの平たいホースです。

これらは、火災時に「ものすごい高圧の水」を流します。もし配管にひび割れがあったり、ホースが劣化して硬化していたりすると、放水した瞬間に破裂し、消火活動が不可能になるばかりか、周囲が水浸しになる二次被害を引き起こします。

■ 「3年ごと」の厳格なテスト

消防法では、これらの設備に対して以下の耐圧試験を義務付けています。

  1. 連結送水管: 設置から10年経過後、3年ごとに実施。配管に実際に高圧の水を数分間かけ続け、漏水や変形がないかをチェックします。
  2. 屋内・屋外消火栓のホース: 設置(製造)から10年経過後、3年ごとに実施。ホースに圧力をかけて耐久性やホースの損傷の有無を確認します(※新しく交換した場合は、その後10年間は試験免除)。

この試験には特殊な専用機材と、周囲への水漏れを防ぐ高度な技術が必要です。また、試験結果は消防署への報告が義務付けられており、怠ると罰則の対象となります。

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